胃もたれと胸焼けは違い

「胃もたれ」と「胸やけ」というと、症状を感じる場所が違うだけで、同じものだと思っている人も少なくないかもしれません。しかし実際には、症状の現れ方が微妙に違いますし、起こるメカニズムも正反対です。そこで今回は、胃もたれと胸焼けにどんな違いがあるのかをご紹介していきましょう。

◆胃もたれとは
胃もたれとは、胃が重く感じる、むかつく、鈍痛がするといった胃の不快な症状のこと。これは、胃の運動機能が低下したり、胃酸が出にくくなったりすることで、食べ物が消化できず、胃の中に停滞してしまうことで起こります。
原因としてよく見られるのは、暴飲暴食、刺激の強いものやアルコールのとり過ぎなどです。こういったことを繰り返していると、働き詰めになった胃が疲弊して、胃酸が出にくくなってしまうのです。またその他に、ストレスによる自律神経の乱れやピロリ菌からの感染なども胃もたれの原因になります。
胃もたれが起こったときは、暴飲暴食で胃が疲弊しているということなので、胃を休ませて、粘膜の再生を促してあげるのが良いでしょう。
具体的には食べる量を減らし、うどんやお粥など、消化しやすく、胃に負担をかけないものだけ食べることです。また自律神経の1つである「副交感神経」を優位にすることで、胃の粘膜の再生が活発になるので、ぬる目のお風呂にゆっくりつかる半身浴などもオススメです。

◆胸焼けとは?
一方、胸焼けは、胸の真ん中あたりがチリチリと焼けつくように感じる、胸が締めつけられるように痛むといった食道の不快な症状のこと。胃酸がたくさん出過ぎたり、お腹を圧迫されたりしたことで、食道と胃のつなぎ目で逆流を防いでいる筋肉がゆるみ、胃の内容物が食道に逆流してしまうことで起こります。
原因としてよく見られるのは、やはり暴飲暴食、刺激の強いものやアルコール、カフェインなどの摂り過ぎですが、胸焼けの場合は、胃もたれとは違い、胃酸が過剰に分泌されているのが特徴です。
胸焼けが起きたときは、応急処置として、常温の牛乳や水を飲み、食道を洗い流すのがオススメです。

 

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