⑩肩こりを起こしやすい体型をしている
体型と肩こりは密接に関係していて、肩こりを起こしやすい体型というものが存在します。ここではその代表的なものを数点ご紹介しますね。
(1)肥満
肥満には皮下脂肪がついているタイプと、内臓脂肪が多いタイプの2種類がありますが、これらのどちらのタイプも肩こりになりやすい体型と言われています。
皮下脂肪型の肥満の方は、腕や肩周囲にも脂肪がついているため、それが重しとなって肩の筋肉に過剰な負担をかけて筋肉疲労を起こし、肩こりを起こしている場合が多いです。
また、内臓脂肪型の肥満の方では、お腹がポッコリとしたいわゆるメタボ体型であることが多いですよね。このように体の一部分が極端に出っ張ってしまうと、立ち姿勢が崩れてしまいます。姿勢が崩れるとそれを補うために顎や肩の位置が本来の位置からずれてしまうために、肩こりが生じるのです。
これはお腹が極端に出ていなくても、腹筋が弱い方で同様の立ち姿勢に立っていることがあります。
(2)なで肩
なで肩は、鎖骨と肩胛骨の位置が本来あるべき場所よりも低くなっている状態です。そのため、体に歪みが生じて肩こりの原因となってしまうのです。
(3)猫背
猫背になると、背骨が丸くなって肩が内側に入り込み、肩甲骨が外側に開いて、頭が前に出て顎が上がるという状態になります。この状態は非常に不自然なもので、常に肩や首の筋肉に負担をかけてしまうため、肩こりの原因になってしまうのです。
また、肩を動かす際には肩甲骨も一緒に動きますよね。ところが猫背ではスムーズに肩甲骨を動かすことが出来ないため、肩周りの筋肉に常に無理をさせることになってしまうのです。
さらに顔が前に出るため、頭を支えている首にも大きな負担をかけることになります。本来頭は首と背骨で支えているものですが、顔が前に出ると背骨で支えることが出来ず、首と肩の筋肉だけで支えることになります。そのため、肩こりのほか、頭痛の原因となることもあります。 姿勢の矯正などは当院でしていますので定期的にされてください。
適度な運動も姿勢の矯正と同じ効果をだします。筋肉のヨロイですね(*-ω人)
あなたの末永い健康のために…